INTERVIEW
Y.I.2019年新卒入社
生産技術室
工学部 機械・材料工学科
現場を止めない。
そのためのすべてを。
- 配属・異動
- 2019年4月 生産技術室
- 志望動機
- 地元である兵庫県内での就職を目指す。日工のような業種における生産技術職のイメージがなく、かえって興味を惹かれた。
- 仕事内容
- 日工のあらゆる設備に関する生産技術
※所属などは取材当時のものです

想像もつかない
生産技術。
入社を決めた理由を教えてください。
地元である兵庫県内で就職したい、というのが前提でした。業種にはそこまでこだわりませんでしたが、出身学科で考えればメーカー。また、研究室の先生に影響されて、生産にも興味がありました。日工に惹かれたのは、「生産技術の仕事がイメージできなかったから」。たとえば自動車メーカーなら、大量生産における品質や効率を追求する仕事だろうと想像がつきます。けれど日工は、サイズも機能も一つひとつ違う製品をつくっている。そんな会社の生産技術とは、何をするのだろう? わからないからこそ、興味が湧きました。
実際にやってみて、日工の生産技術職はどんな仕事でしたか。
大まかに表現すると「工場のスムーズな運営のサポート」です。一般的に生産技術といえば、「生産ラインの設計」が仕事の中心だと思います。けれど、日工ではそれだけに留まらない。製造設備に不具合があれば原因の追求から修理まで携わりますし、工場作業者の健康を守るため、法律にのっとった作業環境測定を実施して、結果に応じて改善につとめることもある。現場からの相談に応じて補助工具を設計することも、工場に住み着いてしまったハトへの対応を考えることもあります。「生産を止めないためにすべてをやる」——そう言ってもいいかもしれません。振り返ってみれば、入社から6年間、同じ仕事を繰り返した記憶はほとんどない。前例のないことだらけで苦労も多いものの、それだけ毎日が新鮮です。



大きな設備が、
大きな自信に。
やりがいを感じる瞬間を教えてください。
生産技術にとっての「お客様」は、製造現場です。その製造現場で何かが起きた時、真っ先に相談の連絡をもらえることにうれしさを感じます。生産技術は、現場からの相談事を集約する窓口をあえて設けていません。トラブルに少しでも早く対応するために、製造現場の一人ひとりが相談相手を決め、直接連絡するスタイルです。つまり、最初に連絡があったということは、「この人ならなんとかしてくれるだろう」と期待されているということ。誇らしくなります。
入社以来、もっとも印象に残っている仕事は何ですか。
工場に巨大な「定盤」という数十メートル規模の設備を導入したことです。入社2年目、自分が中心となって行う初めての工事でした。設計から部品の調達、業者の手配まで、先輩のサポートを受けながら取り組んだのですが、やはりというべきか失敗の連続。設計ミスが見つかったり、使えないボルトが届いたり、決してほめられたものではありませんでした。それでも最後までやりきったことで、プロジェクトを進めるための感覚値を身につけられたのは非常に大きかったと思います。何より、巨大な定盤がついに設置された時の達成感。入社2年目でそれを味わえたことが、大きな自信になりました。
日工に入ってよかったこと
「シェアの大きなインフラ系メーカー」という安定感です。その強さを改めて実感したのはコロナ禍でした。ほかの会社に勤める友達からは「仕事が減った」という話も聞いたのですが、日工は大きな影響を受けることもなく、安定した営業を続けていました。また、規模でいえば中堅であるところも気に入っています。だからこそ、一人ひとりの存在感が大きい。業務の幅が広がりやすく、さまざまな経験を積める。大手のような安定感と、中堅らしく充実した仕事。その両方を兼ね備えた会社だと思います。
いつか日工で挑戦したいこと
まさにいま取り組んでいる、コンベア製造の自動化ライン更新を確実にやりきりたいと思います。かなり大がかりなプロジェクトであるうえに、「自動化」という、生産技術にとっては見逃せないテーマ。ここでしっかりノウハウを蓄積することで、次に挑戦したいのはプラント製造ラインの改善。自動化が難しいとされている領域ですが、いつか成し遂げてみせます。


One Day Schedule1日のスケジュール例
- 8:00メールチェック、この日に実施する会議や作業の確認。
- 9:00会議や作業の実施、突発的な出来事への対応など。
- 16:30明日以降の予定の確認。
- 17:00退勤。
Off Styleオフの過ごし方

私のルールは「平日に時間外のタスクをやるとしても、2時間以内に完了する1個だけ」。業務の効率化によって平日にもプライベートの時間をつくり、買い物やそうじなどを休日に持ち込まないようにしています。その分、休日は思いきり、趣味や興味の時間に。サイクリングなどのアウトドアからインドアでのゲームまで、心ゆくまで没頭しています。