INTERVIEW

F.M.2022年新卒入社

機械設計部
機械設計4課
工学部 応用化学工学科
化学工学コース

10メートルの装置も、
この手が引く図面から始まる。

配属・異動
2022年4月 エンジニアリング部 エンジニアリング2課
2024年4月 機械設計部 機械設計4課
志望動機
大学で学んだ流体力学の知識を応用できる可能性があり、本社が出身地である兵庫県内にあったから。
仕事内容
アスファルトプラントの機械設計

※所属などは取材当時のものです

図面経験ゼロから、
設計者へ。

入社を決めた理由を教えてください。

学生時代は流体力学系の研究室に所属していました。大学で学んだことが、そのまま活きる仕事はめったにありません。そうわかってはいたものの、やはり少しでも関連性がある業界に行きたい。そこでエネルギーや化学関連のメーカーからチェックを始め、行き着いたのが日工です。日工はコンクリートプラントを手がけていますが、コンクリートの製造工程をみると、流体の知識をなんらかの形で生かすことができそうでした。本社が地元の兵庫県にあるのも安心材料。それに、採用担当者の印象がとてもよかった。メールで問い合わせをするとすぐに返信が来て、しかも内容がとても丁寧で。会社に対する信頼感がこんなふうに積み重なっていき、入社に至りました。

具体的な仕事内容を教えてください。

アスファルトプラントの設計に携わっています。日工における「設計」とは、基本的にプラントの改造に伴うもの。既存の図面をベースにしながら、クライアントの課題に応じたカスタマイズを施していくのです。プラントを構成する装置によって担当が分かれていて、私の担当は「材料を一時貯蔵する『サイロ』」「材料を加熱する『ドライヤ』」「アスファルトを貯蔵する『タンク』」。学生時代には図面を引いたことなどありませんでしたが、配属直後の講習を経て、1か月半ほどで手を動かせるようになっていました。プラントの装置は、その種類によって構造がまったく違います。新しい装置となると、ほぼ0から学び直すようなイメージです。そのおかげで新鮮さが途切れませんし、手がけられる装置が増えるたびに大きな手応えを感じられます。

A4が、
10メートルに。

やりがいを感じる瞬間を教えてください。

現場に行って、設計した装置の実物を目の当たりにする時です。設計中の図面は、A4かA3サイズの紙でしか見ることはありません。けれど完成したタンクやサイロは、10メートル近い大きさにもなる。それを前にすると、やはり圧倒されます。「自分の図面から、こんなものができたのか」と実感するその瞬間、最高にやりがいを感じますね。それから、繰り返しになりますが設計できる装置の数が増えていく時。仕事の幅が広がりますし、純粋に楽しさも感じています。

入社以来、もっとも印象に残っている仕事は何ですか。

入社2年目の冬でした。納入したばかりのドライヤを客先で試運転したところ、必要な能力の半分しか出ていないとの報告が。あわてて現地に駆けつけました。現地のスタッフとも協力しながら、重い部品を取り外しては改造し、戻してテストしてはまた取り外し……かなり時間はかかってしまいましたが、どうにか予定した能力まで引き上げることができました。この時に痛感したのは、装置は納入後の改造のしやすさも大切だということ。1人では取り外せないような重い部品を使っていないか。効率的に作業できる構造になっているか。そういうところも意識しながら設計に取り組めるようになったのは、ひとつの収穫だったと思います。

日工に入ってよかったこと

設計の仕事には、想定外がつきものです。図面上では徹底的にチェックしたのに、現場での不可抗力によってミスが起きることも珍しくありません。そんな時、責任を1人で抱え込むのではなく、チームで向き合う風土が日工にはあります。ミスは誰にでも降りかかる可能性がある。だからこそ、「持ちつ持たれつ」の気持ちを忘れず、前向きに相談し合う。そんな雰囲気があるからこそ、失敗を恐れずに挑戦できるのではないでしょうか。

いつか日工で挑戦したいこと

いまの私の仕事は、日工が過去に手がけた図面を「標準」として、アレンジを加えていくことが主流。けれどいつか、自分が1からすべてを設計した「新しい標準」を生み出してみたいと思っています。日工は積極的に新技術を取り入れる会社。だからこそ、自分発の「標準」を形にする余地も大きい。その日のためにもっともっと経験を積み、さらに多彩な装置の設計ができるように自分を鍛えていきます。

One Day Schedule1日のスケジュール例

  • 8:00出社。メールやメッセージをチェックし、至急対応が必要なものがないか確認及び対応。
  • 9:00社外の協力会社に依頼した図面の進捗を確認し、日程調整をする。
  • 10:00図面の検図、原図作成、協力会社の次の仕事の準備など。
  • 12:00昼食。
  • 13:00課内ミーティング。
  • 14:00図面の検図、原図作成、協力会社の次の仕事の準備など。
  • 18:00細かい雑務などの処理。
  • 18:45翌日の予定を立てる。
  • 19:00退勤。

Off Styleオフの過ごし方

入社してから少しずつ太ってきたので、最近、軽くジョギングを始めました。週末の朝に走るようにしています。体力の衰えを感じて少し悲しくなりますが、走ること自体は楽しんでいます。また、出張先から帰る途中で地元の名産を食べるなど、休日もおいしいものを食べてリフレッシュしています。