INTERVIEW

A.Y.2021年新卒入社

開発部
開発1課
国際環境工学部
エネルギー循環化学科

パイオニアとしてのプライドが、
社会課題の答えになる。

配属・異動
2021年4月 開発部 開発1課
志望動機
国内トップシェアの企業として日本のインフラを支えていることに加え、就活中のサポートが手厚く信頼できる会社だと感じたから。
仕事内容
バーナや乾燥装置の設計・開発業務

※所属などは取材当時のものです

3か月待たせた
内定承諾。

入社を決めた理由を教えてください。

大学では化学を専攻。水処理関係の研究をしていました。ただ、私の就活期はちょうどコロナ禍。その影響も考慮して、専攻分野にとらわれずに幅広く企業をチェックしてみることにしました。そんな時に出会ったのが日工です。アスファルトプラントメーカーとしてトップシェアを誇り、日本のインフラを支えており、規模も大きく、できるだけ長く働ける一社を探していた私にはもってこいでした。それに、就活中のサポートが手厚いのもうれしかったですね。最終面接では役員と気さくに会話することができましたし、内定後には開発部署の先輩と話す機会ももらえました。日工の内定後も3か月ほど就活を続けたのですが、その間、辛抱強く承諾を待ってもくれました。なじみのない業界だけに不安はあったものの、こうした社風にも心を動かされて入社を決めました。

現在はどんな仕事に携わっていますか?

日工が擁する4つのコア技術のひとつに「加熱」があります。その加熱を担う、「バーナ」や「乾燥装置」の開発を行っています。アスファルト合材の製造には、石や砂などの骨材と呼ばれる材料を使います。アスファルト合材をつくるには、炎を精密にコントロールして骨材を適切に乾燥させることが大切。その役割を果たすのが「バーナ」というわけです。図面を書くことはもちろん、面白いのは、現場に納入して試運転を行い、調整を加えていくところまで一気通貫で関われること。クライアントが喜ぶ場面まで見届けられます。また、日工の開発者は入社1年目から一人ひとりがテーマを持ち、自分自身がリーダーとしてその実現を担います。思い描いたものが新製品として形になるうれしさを、年次に関係なく味わいやすい環境だといえますね。

カーボンニュートラルな
プラントを。

取り組んでいるテーマについて教えてください。

環境対応は、プラントにとっても非常に大きなテーマです。じつはアスファルトプラントに組み込まれる装置のなかで、もっともCO2を排出しているのはバーナ。燃料を燃やすことによるCO2の排出量は、プラント全体の約8割にまで達します。逆にいえば、これをゼロにできればCO2の削減に極めて効果的。その鍵を握るのが、水素やアンモニアを燃料に使えるバーナの開発。私自身も水素バーナの開発に携わっています。日工は業界のパイオニアとして、強い意志とともにカーボンニュートラルに取り組んでいます。2030年までに50%を、2050年には100%を削減するという挑戦的な目標に、開発者として貢献できるのは大きなやりがいですね。

入社以来、もっとも印象に残っている仕事は何ですか。

初めて主担当者として、お客様の工場に装置を納入したことです。入社2年目でした。設計、工事、現地での調整に至るまで全プロセスに携わったのですが、もっとも苦労したのは図面を書くこと。化学系の出身なので、当然ですが製図の経験などありません。1から勉強し、書いては上長にみせることを繰り返しながら時間をかけて慣れていきました。実際には外部の設計会社に依頼することも多いのですが、それにしても基本を知らなければ発注はできません。また、自身が設計した装置を現場で実際に調整することで、メンテナンス性や運用の容易さなどお客様の立場になって設計することが重要であることに気づかされました。その意味で、のちのすべての業務に活きる土台をつくれた経験だったと思います。また、「正解をそのまま教えるのではなく、自分でたどりつけるようにヒントをくれる」という上長の教え方も絶妙でした。

日工に入ってよかったこと

若手のうちから、責任ある業務を任せてもらえることです。もちろんプレッシャーは大きいのですが、「自分がなんとかしなければ」という意識をもって主体的に進めることで、業務に対する真摯さが芽生え、それが成長にもつながっていく。自分の存在意義を少しでも早く実感したい人には、とても魅力的な環境だと思います。

いつか日工で挑戦したいこと

自分から提案した新製品の開発に携わることです。いまはまだ、与えられたテーマに対して調査や開発を行うことがほとんど。いずれは自発的に市場調査を行い、ニーズをつかんで企画に落とし込み、世の中に届けていくような開発ができたら。そのうえでも、パイオニアとしての自覚を持ち、時代の要望に敏感な日工で働いていることがきっとプラスになると思います。

One Day Schedule1日のスケジュール例

  • 8:00メールチェック、前日の実績と本日の予定確認。
  • 9:00開発の進捗確認打ち合せ。
  • 10:00テスト計画やスケジュール作成。
  • 11:00開発テーマ打ち合せ。
  • 12:00昼食。
  • 13:00テスト計画打ち合せ。
  • 14:00テスト装置図面の製図。
  • 15:00テスト装置の製作手配。
  • 16:00開発テーマについて調査。
  • 17:00退勤。

Off Styleオフの過ごし方

休日は同期と飲みに行くことも多いですね。同期といっても配属先はさまざまなので、それぞれの部署の話を聞くのが新鮮で面白いです。部署の垣根を超えたコミュニケーションは、ふだんの仕事でも大切にしています。開発の仕事は、さまざまな部署との連携のうえに成り立っています。密接なやりとりを重ねることで、業務の円滑な進行を実現する。休日も平日も、うまく過ごすコツはコミュニケーションにあるのかもしれません。