日工株式会社

日工のご提案(1) 建設廃棄物の処分・リサイクル

コンクリートの処分・リサイクル最前線

コンクリート処分の現状:コンクリートガラの廃棄量が増大、処分が現場の大きな負担に

最終処分場は20年以内に満杯と予測

環境省では以前から、建設現場で生じる廃コンクリート(コンクリートガラ)を含む建材3種を「特定建設資材」※1と定め、分別解体と再資源化を義務付けてきました。しかし近年、1960年代の高度経済成長期に整備された国内のビルや住宅、インフラ構造物などが一斉に耐久限界を迎えており、今後は建設廃棄物の量がさらに増えていくと言われています。さらには気候変動の影響もあり、台風などの大規模災害で一度に大量のがれき類が排出される事態も増えています。

このように処分すべき廃棄物量が増大する一方で、産業廃棄物の最終処分場は今後20年ほどで満杯になると試算※2されています。こうした事態に対処するためにも、建設廃棄物のリサイクル促進が急務となっています。

特定建設資材

  • コンクリート塊(プレキャスト板等を含む)
  • アスファルト・コンクリート塊
  • 建設発生木材(伐木材などを含む)

※1「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法(建設リサイクル法)」による
※2 環境省「令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/r04/pdf.html

コンクリートガラは9割がリサイクルも、現場の負荷は増大

がれき類のなかでもコンクリートはリサイクルが定着しており、環境省の調査では99%以上が、再生砕石あるいは再生骨材として再生されています。一方で、排出されるコンクリートガラの絶対量が増え続けるなか、対応する現場の建設会社や中間処理業者の負担は増加しています。人材不足や高齢化の傾向も相まって、効率化や工数削減につながる技術改革などがますます求められるようになりました。

廃コンクリート(コンクリートガラ)の主な再生先

再生砕石 道路舗装工事向けの路盤材、他の工事での埋め戻し材などに使用する
再生骨材 新しいコンクリートやアスファルトの材料として混ぜ込む。再生砕石として使用する場合よりも細かな粉砕が必要となる

環境省「建設廃棄物の現状」 https://www.env.go.jp/content/000143784.pdf

コンクリートのリサイクル促進:自動化で負荷と工数を削減する

たとえば、コンクリートガラを再生砕石とする場合、建設現場で発生するコンクリートガラを破砕し、路盤材に使用できるサイズ(RC40:40mm以下)としたあと、そのまま現場で再利用するか、再生砕石工場に移送します。この場合、破砕や輸送にかかる工数を削減していくことで、全体の手間やコストを削減できます。また、破砕機自体の燃費向上なども、環境負荷や生産コストの低減につながります。

廃コンクリート(コンクリートガラ)の再生利用プロセスの効率化

工場に移送して破砕処理すると、輸送の手間やコストが生じる

廃コンクリート(コンクリートガラ)の再生利用プロセスの効率化の図

破砕機での負荷削減のポイント

破砕機での負荷削減のポイント

日工では建設現場に移送しやすい自走式の破砕機の提供などを通じて、がれき類のリサイクルの効率化とコスト削減を支援しています。

日工の対応範囲

日工の対応範囲

日工の提案事例(1)

自走式・省エネ設計の破砕機でコンクリート破砕を効率化
(KLEEMANN社製自走式破砕機の導入提案)

ポイント

  • 現場で設置・移動が容易な自走式破砕機
  • 高性能の破砕機構で、効率の良い破砕が可能
  • 動力源はエンジンのみ、電源供給不要
  • 破砕機とエンジンの直接駆動で低燃費を実現

破砕機(クラッシャー)やその周辺機器の設置には通常、広いスペースが必要です。また運転電源の確保も必須であり、大きな電力を使用することも作業現場での負担となっています。これらの点は、建設現場でコンクリートガラをリサイクルする際にも課題となっています。

日工ではこうした現場向けに、世界的な破砕機メーカーであるドイツ・KLEEMANN社の自走式破砕機を提供しています。本品は現地に電源がなくとも使用でき、一般的なエンジン駆動タイプの破砕機よりエネルギー効率が高いことも特徴です。粒度選別に用いる自走式スクリーンをラインアップしており、コンクリートガラの破砕・再生にかける手間・コストの最小化に貢献します。

日工の提案事例(2)

省スペースの小型ユニット式破砕機で現場での再生を支援
(小型ユニット式破砕機「チョイ割るのジョー」の導入提案)

ポイント

  • 普通乗用車のスペースで設置できる小型破砕機ユニット
  • 細粒度の破砕に対応(排出口の最小間隙約5mm)
  • 投入・排出コンベヤを搭載したオールインワンモデル

日工では、省スペース設計で設置・移設が容易な小型ユニット式破砕機も提案しています(破砕機は関連会社の前川工業所製を採用)。
廃コンクリートだけでなく、セラミック、合金、鉱石などにも対応可能な機構を搭載し、お客様の幅広い破砕ニーズに応えています。

チョイ割るのジョー

日工では、がれき類(廃コンクリート・廃アスファルト)のリサイクル拡大に寄与する
各種製品・サービスを提供しています。

コンクリートなどの破砕、リサイクルに関するその他のご相談も、
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