バイオマスバーナ
特徴
カーボンニュートラルな燃料を使用した
環境にやさしいバーナ
重油などの代替燃料として環境負荷の低いカーボンニュートラルな燃料(木質タール、廃グリセリン等のバイオ燃料)を使用した、バイオマスバーナを開発しました。
納入実績
木質タール仕様 : 7台 廃グリセリン仕様 : 8台
木質タール仕様
木質タールとは木質バイオマスを乾留することで発生する副産物
木質タール
pH | 危険物種別 | 密度 | 発熱量 |
---|---|---|---|
1~3(強酸性) | 指定可燃物 | 1.1 | 7,000kcal/L |
- 木質タール混焼 ⇒ 安定
(木質タール温度70℃) - 排ガス有害物質 ⇒ 各項目基準値以下※1
- 排ガス臭気 ⇒ A重油相当
※1 東京都環境確保条例をクリア
廃グリセリン仕様
廃グリセリンとはバイオディーゼル燃料を製造する際に発生する副産物
廃グリセリン
廃食油+メタノール+苛性ソーダ
↓
バイオディーゼル燃料+グリセリン
仕様
木質タール仕様
バーナ型式 | NTB-10PWIC(T) |
---|---|
バーナファン | インバータ制御 |
ポンプ・配管類 | SUS製 |
A重油燃焼量 | 180~960L/h |
最大混焼熱量割合 | 100% |
キャスタ種別 | 高アルミナ |
耐火性 |
廃グリセリン仕様
バーナ型式 | NTB-10PWIC(G) |
---|---|
バーナファン | インバータ制御 |
ポンプ・配管類 | SS製 |
A重油燃焼量 | 180~960L/h |
最大混焼熱量割合 | 30% |
キャスタ種別 | 高密度 |
耐食性 |
導入事例
⽊質バイオマスガス化発電所で発⽣するタールの有効利⽤
⽊材チップを燃料とするガス化発電では、⼤量の⽊質タールが発⽣し、その処理が問題となっています。この余剰タールを燃料として利⽤する設備を納⼊しました。
タールタンクには沈殿する重質タールと、上澄の軽質タールが回収されます。
発熱量が⾼く、性状が安定している重質タールは燃料として利⽤。異物や⽔分が多く、性状が安定しない軽質タールは、新開発の特殊噴霧ノズルで燃焼炉内に吹き込み燃焼処理します。
発電過程で発⽣した余剰タールを燃料として有効利⽤できるだけでなく、従来利⽤していた化⽯燃料の代替としてバイオマス燃料を利⽤することで、費⽤を抑えた発電を実現しました。